ご挨拶

放射線部長 中本 裕士

 京都大学医学部附属病院 放射線部では、放射線診断部門(一般撮影、CT、MRI、血管造影)・核医学部門・放射線治療部門があり、外来棟(地階)、中央診療棟(1階、地階)、RI診療棟、保健診療所の5つの診療棟において診療業務を行っております。放射線診断部門では、一般X線撮影からCT、MRI、血管造影検査、IVR等の腫瘍、血管病変などの検査、診断、治療を実施しています。イメージラボでは、320列CT、3T-MRIの画像解析や手術に役立つ画像処理(3D画像作成など)をしております。核医学部門では、放射性同位元素RIを用いた検査・診断を行い、SPECTやPET-CT検査も実施しています。また、放射性医薬品管理や放射性汚染物管理も主要な業務です。放射線治療部門におきましては、高精度放射線治療機器を駆使して強度変調放射線治療IMRTや体幹部定位放射線治療から骨髄移植のための全身照射TBIなど幅広く最先端の放射線治療を実施しています。さらに放射線安全利用のための放射線安全管理として、医療法、RI規制法による本院全体の放射線機器の管理、放射線安全教育、職員の放射線被ばく管理の支援、患者の被ばく線量低減化対応等を行っています。
詳細については、放射線部ホームページをご参照ください。

診療放射線技師長 小泉 幸司

 放射線部では日々高度な放射線診療行っています。患者さんに安心して検査・治療を受けていただくためには、最新の放射線機器を駆使するだけでなく放射線診断医、放射線治療医、診療放射線技師、看護師等の専門性を有するスタッフが多職種間で協力することが重要です。放射線部では、安心・安全な検査を提供するために患者サービス、被ばく管理、機器管理、医療安全等の活動を行い、患者さんと向き合う医療人として、患者さんに安全で診断価値の高い画像を提供できるように、また低侵襲で高精度な放射線治療を提供できるよう取り組んでいます。最新医療を支えるためには、診療放射線技師が高度な専門技術を安全に提供できることが必要です。そのためには専門教育である標準スキルに加えてモラルについても教育・評価を行っています。また大学病院職員として求められている専門分野の学術成果を社会還元するため論文による成果報告、ならびに国内外の学会、研修会、講習会等へ積極的に参加し情報の発信と収集を行っています。

どうぞ放射線部のホームページをご覧ください。