京大病院 放射線部での人財育成法について
専門技術と医療安全を行動目標としてスキル項目を設定し、定期的に自己評価と他者考課を行うことでスキル習得のレベルアップを目指します。
新人研修
- 臨床における診療業務の基礎的知識は,研修テキストを用いて確認し、習得します。
- 研修者は,「振り返りシート」を用いてチェックポイントを省察し,知識の向上を図ります。
- 本「振り返りシート」は,クリニカルコーチ・インストラクターがコメント追記し,部門長・グループ長と共に情報を共有します。
各モダリティで習得する内容 |
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◎ 装置管理〈知識・技術・実践〉 | ◎ 治療計画(放射線治療のみ) |
◎ 撮影技術〈知識・技術・実践〉 | ◎ シミュレーション(放射線治療のみ) |
◎ 安全管理〈知識・技術・実践〉 | ◎ 照射・照合技術(放射線治療のみ) |
◎ 画像精度管理〈知識・技術・実践〉 | ◎ 3次元画像処理(XA・CT・MRのみ) |
◎ 被ばく管理〈知識・技術・実践〉 | ◎ 磁場とRF(MRのみ) |
◎ 患者接遇(モダリティ毎) |
研修の様子
シミュレーション研修
- 臨床現場における課題状況をシナリオ化し体験します。
- 状況をイメージし,知識の整理と情報の共有を行います。
- シナリオを作成する側は、研修すべき項目を認識・意識します。
- 体験者は、グループ討議でさまざまな意見を聞き・考え・整理することができます。