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MR検査部門
MRとは:(Magnetic Resonance imaging)
MR(磁気共鳴画像)検査とは、強力な電磁石を配置した装置の中に入り、磁場と電波を用いて人体の断層像を得る検査です。外観はCTと似ていますが、X線を使用しないため、被ばくはありません。また、MRは多くの撮像法があり、様々な画像を得ることができます。しかし、検査時間が長く(15~40分程度)、断続的に大きな音がします。腹部の検査などでは、呼吸を止めて撮像する場合もあります。
テスラ(T)とは
磁場の強さの単位です。
単純検査と造影検査
単純検査
造影剤を使用しない検査です。腹部の検査では、午前の検査は朝食を、午後の検査は昼食を食べないでください。
造影検査
造影剤を静脈から注入したり、飲み込んだりして行う検査です。造影剤は、検査部位をより詳しく調べる目的で使用します。午前の検査は朝食を、午後の検査は昼食を食べないでください。なお、造影剤使用する場合は、同意書を取得させていただきます。
MR検査における注意点
金属の持ち込みは厳禁!
強い磁場の中での検査のため、磁性体の持ち込みに対して特に注意を払いながら、安全・安心な検査に努めています。確認作業にご協力をよろしくお願いいたします。
ペースメーカや人工内耳、体内の金属物を装着している方
ペースメーカや人工内耳を装着している方は、対応型の機種を除いて、MR検査が行えません。また、体内の金属物装着により、検査ができないことがあります。そのような経験がある方は、主治医とご相談ください。
当院の装置紹介
外来診療棟
令和4年2月現在、SIEMENS社製Prisma 3Tが1台, Skyra 3Tが1台,Vida 3Tが2台 Sola 1.5Tが1台の計5台が稼働中です。各装置の特性を活かし多領域にわたる検査を遂行しています。
Sola 1.5T
Vida 3T
Skyra 3T
Prisma 3T
ハイブリッドMR
手術部に、SIEMENS社製 Verio 3T を設置し、国内初の3T対応ハイブリッドMR検査室として、手術中、手術後のMR検査に対応しています。→ハイブリッドMRの詳細はこちら
Verio 3T
MR検査の安全に対する取り組み
MR検査部門は日々の検査を安全に安心して受けていただけることを心がけています
MR検査の受付で問診票をお渡ししますので、待合室でご記入いただき、検査用の衣類に着替えていただきます。その後、職員が再度問診をおこない、MR検査の説明、安全の確認を行います。持ち物や体内金属など細かく確認します。金属探知機も用います。検査室内へは検査担当者と共に入室します。複数の職員が担当しますので、本人確認のためにその都度、お名前を伺います。